私のTOEIC点数は965点です
ですがもちろんフルパワーでも実際の会話はわかりませんからご心配なく、、、
のっけから煽ってる訳ではなく、本当に実際の会話は聞き取れません。ちなみにTOEIC最後に受けたのも5年くらい前です。 それ以降、日本にいる間も英語がベースの仕事をしてきましたが、英語に慣れてくると逆に文法とか雑になってテストの点数は下がってそうな気がします。
なんで聞き取れないかって言えば理由はたくさんありまして
- 皆、文法通りになんてしゃべらない。
これは私たち日本人が日本語話すときもそうですよね。言いよどんだり、言い直したり、主語述語が逆転しながら話すのなんていつものことです。
言い間違えたりしなくても文脈によって、主語や目的語を省略するのもいつものことです。 - 出身、発音、訛りは皆バラバラ
IT業界にいると特にインド人が多いですが、彼らはとにかく話すのが早い上に発音もかなり違うので、慣れるのにずいぶん苦労しました。 - 日常で使う言葉、言い回しは習わない
汚い言葉使いとかは確かに学校では教えちゃいかんかもしれないですけど、それ以外にもよく使われるのに学校や英会話教室ではまず習わない表現て結構ありますよね。
たとえば、
Shoot! 「しまった!」 ... なんかうっかりミスのときとかに使うやつ。シットは言わない方がいいけど、shootは人前で言っても大丈夫。
What/who/how "the hell" ... "the hell"に特に意味はないけど、「一体全体どうしたんだ?」(What the hell is going on?)のときの「一体全体」みたいに疑問や感嘆を強調する音。
For here or to go? 「ここで食べるの?持ち帰るの?」
他にもいくらでも例はありますが、ぱっといい例が思いつかず。
- 数字、単位の違い
日本語は0が4つ増えるごとに桁の呼び方が変わります(万→億→兆→京)が、英語は0が3つごとに桁が変わっていきます(Thousand → Million → Billion → Trillion、 キロ → メガ → ギガ → テラ)
なので数字の話をするとかなり混乱します。これは日本語に訳そうとしないでそのまま向こうの単位を感覚で覚えるしかないですね。多くの日本人はそうなのかもしれませんが、3桁区切りでカンマがうってあるのに日本の単位(4桁区切り)ですぐに読める人はすごい、、、
他にもインチ、フィート、マイル、ポンド、オンス、ガロンなどの単位の数々。。。 マイル、ガロンなんてBack to the futureかダイハード3くらいでしか馴染みないですよ。
まあさすがにこの辺はアメリカの方が標準でないという自覚のがあるのか、センチ、グラムなどで併記してくれている場合も多いのでなんとかなります。
- ネイティブのモニョモニョ発音
これが一番の鬼門。これはまだまだ慣れない。
「ハウアーユードゥーイング?」なんて言ってる人みたことないです。せいぜい「ハウヤドゥーイン(インはほとんど発音してない)」。映画とか見てても「ゲットアウトオブヒア(Get out of here)」なんて絶対言わないですよね。大体「ゲタウタヒア!」のはず。
部活の挨拶で「あ(りがとうございま)した!!」とか「あざーした!!」って言ってるのと同じだと思います。英語でもBe動詞や助動詞はちょくちょく略されるので、もう話の流れから判断するしかない。
結局、いいから慣れろ!くらいしか解決策はないと思うんですが、早く慣れるためのコツはいくつかあると思います。たとえば
- 最初から正しい発音に近いカタカナ英語で覚える
たぶん「ウォーター」と何度発音してもなかなか伝わらないと思います。「ワラ」って言った方がよっぽど伝わると思います。「ミルク」よりも「ミユク」の方が実際の発音に近いと思います。その方が自分も聞き取りやすくなるわず。
どうせカタカナ英語使うなら最初から実際の発音に近い表記で覚えれば聞くのも話すのも楽になるのになあ、と思います - フレーズをまるごと覚える
よく使う言い回しは、文法なんて考えないでそのまままるっと覚えちゃえば聞くのもしゃべるのも楽になると思います。子供の言葉の覚え方を見ていても、意味もわからずとにかく大人のしゃべる文章全体をそのまま真似しようとするところから始まりますしね。
ですので私はよくドラマや映画を英語字幕で見てよく出てくるフレーズをそのまま丸ごと覚えるようにしています。本当はオフィスや職場が舞台になっているのを見るのが実用的なんでしょうけどね、、、アクション/SFが好きなのでどうしてもWTFなフレーズばかりを覚えてしまいます(^^)