サンディエゴきゅうきゅう日記

2019年4月からカリフォルニアのサンディエゴの会社に転職した30代男性(+妻と子ども)のブログです。 「日本企業からの駐在」の方は特に気にしなくてもよい落とし穴を色々体験していますので、同じような方のお役に立てれば幸いです。

アメリカビザ取得 ~面接編~

アメリカから移民局の許可証のコピーが送られてきたら、それを持ってアメリカ大使館にビザの面接を受けにいくことになります。私は渡米予定日までに時間がなかったため、アメリカからの書類が届く予定日を元にして先に面接予約をとってしまいました。

 

面接予約にはDS-160の提出が必要

面接予約はアメリカ大使館のウェブサイトから申し込む必要があります。ですが、まずその前にDS-160というビザの申請書を大使館のサイト上で作成提出する必要があります。家族の分もビザを申請する場合はDS-160は1人1通作成が必要になります。私は妻と子供の分を合わせて3通作成しました。DS-160は項目が多くて入力に時間がかかるのですが、途中で保存、再開ができます。保存したデータを使って入力再開するのに申請番号が必要になるので必ず控えておきましょう。家族の分も申請する場合、申請番号は1人1人別の番号になります。 これは入力する項目数が多くて結構疲れました、、、

大使館のサイトでは先にDS-160を提出した後に面接予約をするように記載されていますが、私は時間がなかったので先に面接の予約をしてしまいました。ただし、予約の際に家族全員分のDS-160の申請番号が必要になります(申請番号は申請書を作り始めた時に発行されるので、まだ申請書の作成中でも申請番号を使って面接予約ができます)

ちなみに私は家族の分のDS-160申請番号の欄に間違えて自分の番号を入れて面接予約をしてしまったのですが、大使館のコールセンターに電話したところその電話で修正してくれました(コールセンターは日本語、英語選べます)。

面接予約をする際には手数料を払う必要があります。この値段はビザの種類によって異なってきます。大使館のページにも書いてありますが、この手数料については領収書が発行されないので、会社に費用請求する方はあらかじめその旨確認しておいた方が良いかもしれません。

 

面接当日にもっていくもの

面接予約をすると確認メールが送られてきて、その中に当日持参するもの、持参しちゃいけないものが記載されています。 私は最初に予約をしたときには英文の確認メールで、後日申請番号を訂正した際に再度送られてきた確認メールは日本語だったのですが、なぜか英文メールの方が誤記が多くて謎な感じでした。

携帯電話は1台しか持参できないので、会社の携帯を駅のロッカーに預けたのですが、同じことをしている人が多いのか結構駅のロッカーは埋まりがちなので最初から持ってこないのが一番ですね。持参した携帯も大使館に預ける、と書いてあったので面接が終わるまで外との連絡ができなくなるのかと思いきや、荷物検査後に返してもらえたので、面接待ちの最中も携帯電話は使えました。おかげでビザが承認されたときもすぐに職場に報告できましたね。

 

カウンターで面接?

東京の場合は、溜池山王にあるアメリカ大使館で面接を受けます。面接、というと個室で行うイメージですが実際には広い待ち合い室の中にあるカウンターでガラス越しに行う形になります。映画館などのチケット売り場のカウンターに近いイメージですね。実際の雰囲気は大使館の公式解説動画からよくわかります。

 

面接は英語じゃなきゃダメ?

私は英語で受けましたが、別にこれはどちらでも良さそうです。「英語話せません!」と言えば多分通訳を用意してくれると思います。ビザの面接は能力を見るものではなく、その人がアメリカにとって有害だったり、不法に居ついたりしないかを見るものなので、別に英語を話せるかどうかは関係ないからです。実際、私の妻のように配偶者に帯同するだけで英語は特に話せない人も大勢面接に来るはずですし。

家族でビザ申請する場合は、申請者全員が面接に行く必要があります。14歳(13歳だったかも)未満は面接不要のため、私は妻といってきました。ウチの子は連れてっても「2さいです!」くらいしか答えられないですし、、、

ちなみに家族は一緒に面接を受けるので英語が得意でないご家族の方もご安心を^_^ 

 

志望動機をお聞かせください

上の動画でも紹介されている通り面接のカウンターは待ち合い室の中にあるので、他の人の面接の様子が見聞きできます。

他の人の申請理由を聞いているととっても興味深いです。例えば「ビジネスの可能性を探りにいくんだ」とか、CDを持って「この音楽を売り込みに行くんだ」とか様々です。それに比べたら私のように企業内で別法人に異動するだけの人なんて特にチェックする点もないと思われます。実際に聞かれたのは3つだけで、

アメリカでどんな仕事するの?」 「アメリカの部署には人いないの?」「今の会社には何年勤めてるの?」くらいでした。答えも「人手不足なんで呼ばれたんだよね」くらいの簡単なものでOKでした(大勢面接に来るのでむしろ長い説明なんか聞きたくないはず)。

一緒に面接を受けた妻は「結婚して何年くらい?」の質問で終わりでした。多分これは結婚してあまりすぐだと渡米のための偽装結婚とかを疑われるんでしょうね。

 

余談ですが、他の国は大体1つの国に1箇所しか面接場所がないのですが、日本は4つほどあるのを見ると恵まれてるなあ、と思います。

 

ビザが承認されればその場で面接官が教えてくれます。ただし、パスポートは一旦回収されて、大体一週間くらいでビザが添付された上で自宅に返送されてきますので、その時間も込みの上で渡航のスケジュールをたてた方がいいですね。