サンディエゴきゅうきゅう日記

2019年4月からカリフォルニアのサンディエゴの会社に転職した30代男性(+妻と子ども)のブログです。 「日本企業からの駐在」の方は特に気にしなくてもよい落とし穴を色々体験していますので、同じような方のお役に立てれば幸いです。

サンディエゴ家探し

Mama, I'm comin' home

引っ越しにあたって、とにかく家を探さないといけません。 サンディエゴに着いた次の日には家を探し回っていました。上司夫婦が土日を使ってあちこち連れて行ってくれました。本当にありがたい。。。

 

私はcondos(アパート)を探していたので、一軒家を借りるのとはまた事情が違うと思いますが、日本での家探しと違うなーと思ったのはこんな感じです↓

  • 間取りはベッドルーム、バスルームの数で表記する。 例: 2BR 2BA(2ベッドルーム、2バスルーム)
    2ベッドルームであれば、リビングダイニングキッチンに加えて2部屋ある、という感じ
  • 礼金はない(日本でも滅ぶべし)
  • 敷金(Deposit)はあるけど日本より安い。500ドルくらい。
  • いわゆる賃貸の不動産仲介業者はあまり見かけない(売買のはあるはず)
  • 契約期間は大体1年かそれ以下
  • 契約更新料はない。代わりに契約更新時に家賃があがることが多い(5%くらい)
  • いわゆる個人の大家さんは少ない。各コミュニティ(アパートがたくさん固まった団地みたいなもの)を管理運営している会社があって、その会社と賃貸契約をする。
    コミュニティの敷地に入ると大体"Leasing Office"と書いてある建物があって、それが賃貸管理オフィス。コミュニティ共用のジム、プール、レクリエーションルームなどもそこにある。 あと小さいカートが置いてあったらきっとそこがLeasing office(

    絶対に歩かないマン - netan’s blog)

  • 入居者1人あたり35~40ドルくらいの手数料がかかる
  • ペット可の方が多い。ただしペット連れの場合、追加の保証金が必要
  • キッチン、水回りの家電は最初から着いてる(電子レンジ、冷蔵庫、食洗機、ディスポーザー、洗濯機、乾燥機)
  • ガスコンロよりIHとか電熱線コンロの方が多い
  • 洗濯物を干す、という習慣がないので洗濯物を干すようなスペースとか物干しは無い
  • ベッドルームには天井の照明がないので、スタンドライトとかを買う必要がある

 

私はサンディエゴの中心街から車で20~30分くらいのエリアで家探しをしたのですが、とにかく高い!!!  だいたい1ベッドルームで~2000ドル、2ベッドルームで~2500ドルくらいです。サンディエゴはNYでCEOとかをやっていたセレブ様たちが老後のリタイア生活に選ぶ場所らしいですのでとにかく高い!!! なんで、そんな場所に本社おくのよ、うちの会社、、、、

大事なことなので何度も言いますが、私は日本の会社から補助・手当が出るような駐在員様ではなく単にアメリカで就職しただけの人です。日本で妻とダブルインカムの時ですら、都内で12~13万円台の家賃でした。さらに移住にあたって妻は退職しているので、殺人的なダメージです。

話は逸れますが、今年から日本では幼児教育無償化で保育園代もかからなくなるのにアメリカではばっちりプリスクール代もかかるので、確実に年間数百万レベルで我が家の収支には差が出ますね(あと車も買わないといけない)。

家族全員それに代わる経験を積める!のだと考えよう^_^;

 

何にせよ、とにかく家賃は高いです。私の会社には、もう10数年以上前に同じく日本から移住してアメリカで家を買っている方がいますが、同じエリアに住んでいる彼らでさえ「え!?今家賃そんなにするの?」「そんな値段払う気にならない」と言います。10数年前は、2ベッドルームでも月800ドルくらいだったそうです。

これはちゃんと経済が回って物価や給料が上がってるってことなんでしょうね。確かに月800ドルを年間5%ずつ増やしていくと20年で2000ドル超えになります。賃貸だけでなく不動産の売買価格も当然上がっているので、昔に家を買った人は安く買えて今は資産価値もあがっている訳ですね。日本政府や日銀はこういうことがやりたい訳なんでしょう。

こういうインフレってどこかに終わりがあるんでしょうかねー。ジンバブエドルじゃないですけど、月給3億円だけど家賃は6000万円、とかになったりして。。。昔だったら現金の管理が大変だったでしょうけど、今はほとんどキャッシュレスだからインフレしていく弊害はあまりないのかなあ。

 

無くてよかった、SSN

ちいさな点ですが社会保障番号がなくて良かった点(?)が初めてありました。 先ほど「入居者1人あたり35~40ドルくらいの手数料がかかる」と書きましたが、これは賃貸会社が入居者のクレジットヒストリーを金融機関に問い合わせるための手数料なんですね。

ですので、まだSSNもクレジットヒストリーもない我が家はそもそも問い合わせができないのでこの費用は取られませんでした。その分、Deposit(保証金、敷金)は多く取られましたが、別にこれは家を壊さない限り後で返ってくるものですしね。